教学舎は「分かりたいと思う気持ち」を大切にしています。

成績アップ < 努力アップ を 褒める

  1. 2023年02月06日
  2. 2023年02月06日
  3. kyougakusya

中学1年生の生徒の勉強に対する姿勢が変わってきました。

はじめは考えずに思いつく限りの答えをどんどん書いていたので

同じ種類の間違いを繰り返していましたが、

本人はこれが同じ種類の間違いだということは分かっておらず、苦手意識ばかり膨らんでいました。

塾に通いながら、そのことを伝えその認識が変わってきました。

 

そうすると、テスト前に正しい勉強を行い、自分の注意点などもわかるようになってきました。

塾の授業の小テストでも100点を取るようになり、

学校の定期テストでも約20点ほどアップしていました。

 

やはり、本人の意識や認識が変わることが重要なんだと感じました。

塾に来て成績が向上した生徒の一例ですが

ずっと成績が上がり続ける子はいません。

 

そこで教育的な視点で一つ重要なことをお伝えします。

このように成績が上がった場合は

「点数上がったなぁ!やればできるやん」

それとも

「頑張ったんやな。努力が報われてよかったやん」

どちらを言いますか?

 

どちらも子どもは成績が上がっているので、褒められてうれしいとは思いますが、

後者のほうが良いとされています。

 

理由は

結果を褒めるのではなく、そこに至る過程を褒めるべきだからです。

努力できる能力こそ一生ものであるからです。

もし、成績があまり変わらなかったとしても

「努力していれば、きっと、いつか報われるよ」と励ませます。

 

そして、その方が自尊心が育まれます。簡単に言うと

自分に可能性を感じ続けることができます。

今の日本の若者は世界的に見て頭が良くても自信や意欲がないと言われるのはこれが原因です。

 

頑張って出した結果を褒められたり、プロセスを褒められると

子どもは結果が出なかった時は「努力が足りなかったのかも」と考え

もっと努力をしたり、難しいことにも挑戦するようになります。

 

最終的に、自ら努力することを習慣にすることができれば

一生その子は大丈夫でしょう。人生にはもちろん努力だけでは

どうにもできないことはありますが、とても充実した日々が待っていることは間違いないと思います。

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