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ブログのタイトルにもある通り、その名もずばり『嫌いな教科を好きになる方法、教えてください! 』という本について紹介したいと思います。
各教科に対して様々な人がその教科の面白さについて語っている本です。学者や学校の先生もおられれば、アイドルや芸人など説明される方が多岐にわたっています。
なるほどと思う内容もあれば、それはどうだろう? と首をかしげるようなものもありますが、色々な考えに触れられて面白いなと感じました。
その中でおもしろいなと感じたのは英語の項で『英語を学ぶと楽しくてカッコイイ。以上!』と言い切り、勉強は役に立つからするのではなく、できるようになったら楽しいしかっこいいからするのでいいというお話でした。
もちろん将来に役立つから勉強をするという点は重要だと思いますが、自分自身が特に力を入れて勉強していた数学は、受験に使うとかはあまり考えずにただ難しい問題が解けるから楽しいと思って取り組んでいたように感じます。そしてその結果、塾の講師として教える立場になり、好きでたくさんした得意な数学を仕事に活かしていると思います。私の友人でも歴史好きが高じて大学で歴史の授業や研究をしているもの、神話やそれにまつわる儀式などが好きで周り回って神社の神主をしているもの、ゲームが好きでゲームを作っているもの、自分が楽しかったものをうまく活かしてそれを仕事に活かしています。もちろん、その仕事に就くために、そしてその仕事を続けていくためには好きなこと以外もやる必要がありますし、好きなことだけを仕事にしているわけではないと思います。ですが、物事を学ぶきっかけとして『できたら楽しいから』という気持ちで学ぶことに対して前向きに取り組み、深く学んだ経験は、それ以外のことを学ぶときに大いに役に立つので、とても重要なことだと思います。
教える立場としても、受験で出るから、将来に役立つから、という視点だけではなく、できたら面白いから、という気持ちで学びに向き合うことも大切だと改めて感じました。