今週から各教室で期末テスト週間が始まっています。中間テストを振り返り、
結果が良かった生徒も、悪かった生徒も、
この結果から今回の期末テストの勉強の内容をどうするかです。
是非良い方にに繋げてほしいと思います。
そこで私たちがしないといけないことは、
彼ら自身が自分の意欲や能力を自分自身で高められるようになる経験や習慣をつけてもらうために何をするべきかを考え実行することです。
能力を高めるために必要なことは反復することが基本ですが、
ただひたすら「やりなさい」というのは少し可哀そうな話ですので、
ここではもう少し専門的に私たちが大切にしていることを紹介します。
まずは「目標を一緒に設定すること」、次に「計画を一緒に立案すること」、最後に「計画の実行をフォローすること」この3つが非常に大切だということを記します。あくまでもフォローです。強制はしません。
学校や各家庭でも2つ目まではやりますが、最後が難しいです。
そして、本当に難しいのは意欲を高めるためにはどうするのかです。
これはなかなか難しいです。なにせ、思春期なんで。
でも、私たちが大切にしているのが、まず意欲を具体的には内容と性質に分けます。
意欲への働きかけは「悪い状態をゼロに戻す」ものと、
「ゼロから良い状態に上げる」があり、それぞれ異なります。
前者の「ゼロに戻す」ためには、
厳しすぎる指導をやめることや悪条件の環境を改善することが挙げられます。
後者の「ゼロを良い状態へ」としては承認することや本人が望む権利やモノを付与すること、
責任範囲の拡大を許可(承認)することが挙げられます。
特に中学生の場合は、
小学生のうちに学習習慣や学習に対しての能動性を身に着けているかどうかで大きく変わりますが、
私たちはそうでない生徒も上記の過程をともにすることで学習習慣ができ、
意欲がわき、能動的に勉強をしようと思う変化を多く見てきました。
今回もテスト週間(部活なし期間)で、
一人でも多くの生徒の意欲が上がるようにはたらきかけていきたいと思います。