小学校の先生たちの働き方改革が進んでいることは望ましいと思います。
しかし、一方で宿題が少ないことによる学力低下が影響し
中学校での授業が成り立たない状態は望ましくありません。
小学校2年生では「九九の暗唱」の徹底や国語の音読や暗唱
小学校3年生では小数や分数の概念理解や漢字の読み書き
小学校4年生では2桁の整数・小数の掛け算・割り算や自主的な授業の復習の自主学習
などが家庭学習で行ってほしい最低限の内容ですが、保護者のサポートや確認、または
習慣化するための約束事などが必要です。
ですが、これを共働きが当たり前となった家庭の中では容易な事ではありません。
難しいことと分かりながらもここで書く理由は
ただ一つ
小学校高学年、中学校、またはそれ以降に
NISAやIDecoなんか比較にならないほどのリターンが本人に返ってきていると
生徒たちを見て思います(子どもたちはNISAやIDecoできないので比較は不可能ですが、、、。)
九九や国語の暗唱は必ず親の協力(愛情)が一番、自己肯定感を育てるためにもいいです。
早期教育でやらなくても、適齢に親と一緒にやるのが最高です。なわとびやマット運動なども
自宅で頑張って褒められた記憶があるお父さんやお母さんは多いと思います。
放課後の学習には学力向上なんかよりも自己肯定感や学習習慣獲得に大きな影響をもたらします。
当然、基礎学力は向上します。
最後に
このように話しかけるのはやめてください。
「宿題やったんか?」は喧嘩に繋がる可能性がとても高いです。
同じように見えて全く違うのは
「今日は何の宿題があるん?」でお願いします。
ここで宿題が答えられる子はOKです。
答えられないままほかのことをやり始める子は宿題への意識が低いので
まだまだいろんな事が必要な状態です。
小学校はチームワークと規律を経験し学ぶには相変わらず最高ですが、
勉強においては昔に比べると厳しく指導するよりは授業への参加度合いを優先しますので
出来た方がいいけれど、、、というような雰囲気で時は流れていきます。
生産性や効率ばかりが大人目線で優先されてしまう社会です。
家庭の中で子どもたちにどのような試練を乗り越えてたくましく育ってもらいたいかを考え
家庭の中や放課後に私たちのような者を頼ってでもいいので、
最低限の力は持たせてやってもらいたいと思います。