「大きい鬼か小さい鬼」に「大きな金棒か小さな金棒」
どちらの鬼にどちらかの金棒を持たせるという組み合わせで
小学生に尋ねてみますと、
一番強い組み合わせは、みんな同じ組み合わせを選びますが
二番目に強い組み合わせはと尋ねると
「大きい鬼に小さな金棒」と「小さな鬼に小さな金棒」と答えが分かれます。
「小さな鬼に小さな金棒」のほうが大きな鬼では入れない隙間に入って攻撃ができる
という説明で2番目に強いという事になっていますが、
この話の要は小さな人間に大きな武器を与えても何の効果も得られないという事を学ぶ話です。
話の内容は変わってしまいますが、
5歳6歳で字が上手に書けたり、計算が出来たり、英単語がたくさん言えても
田舎ではそれをその調子で伸ばし続けるだけの教育環境はありません。
家でできる場合は除外されるかもしれませんが、
この山陰地方の田舎では、幼稚園受験も小学校受験もありませんので
すべての小学生が公立小学校に行きます。
つまり、公立中学に進学させる予定のご家庭の場合は
早期教育に力を入れても、小学1年2年で学ぶことが簡単に思えすぎるので
「ちゃん授業受けなくてもできる。余裕。」と勘違いをさせてしまうと
「ちゃんと聞かな分からん」「ちゃんとやらな明日困るかも」とう考えがなくなり
やらなくてもできるという状態がいざやらないといけない時になってもできないという状態を
作っていしまう時があります。
もっと最悪なのは
人より早く出来るようになっているからという嬉しさから
子どもが欲しがるゲームやスマホを買い与えると最悪の結果が
割と早く出ると思います。
成長にあったモノを与えないと意味がありません。
意味がないだけでなく、困ったことになるかもしれません。