約5年前に発刊された
僕らはそれに抵抗できない「依存ビジネス」のつくられかた
という本をご存じでしょうか。
かつては、依存と言えば「アルコール、たばこ、ギャンブル」といったように
大人になってからの話でしたが、近年は「スマホ、ユーチューブ、インスタ、ネトフリ、ゲーム、メールチェック」などの
新時代の依存症「行動嗜癖(こうどうしへき)=有害な行動習慣」のメカニズムと、この「厄介な隣人」とうまく付き合っていく方法を心理学界の次世代を担う俊英が解き明かす内容となっています。
この本を読んで以来、1歳、2歳の子どもがベビーカーにのってスマホを待っている光景を見たり、
小学3,4年生の小学生が公園でスマホを片手に友達とゲームしている様子を見ると
何とも言えない気分になります。しかし、子育て中のお母さんのことや
共働きの家庭での子どもへの愛情を想うとスマホやゲームが果たしている役目も理解できますが
過ぎたるは及ばざるがごとしで、依存しないように気を付けてもらいたい気持ちです。
近年は小学生も中学生もゲームやユーチューブがインフラとして存在するレベルです。
学校に行っている間や、塾に来ている間に勉強が分かってスマホやゲームなどと並んで
面白く感じられるようになればいいなと、いつも思って指導しています。
大変難しいことですが、「分かってよかった」「できるようになってうれしい」
「ちゃんと勉強すれば意外と点数ってとれるんですね」とか言われると
難しいことにもチャレンジしたいと思えます。