教学舎は「分かりたいと思う気持ち」を大切にしています。

小学3年生

  1. 2024年04月16日
  2. 2024年04月16日
  3. kyougakusya

小学3年生

小学3年生の時期、女の子はしっかりしてきて、男の子はまだまだ幼いのが多くの先生方や保護者の平均的な印象のようですが、学校の授業ではこれまで宿題の音読や好きな本を黙読する習慣、そして、漢字練習など反復することが習慣になっている子とそうでない子では、大きく差がでる一年間となる気がしています。(これまでの経験や就学後の子どもの発達に関する書籍などから)

差が大きくなるとはいえ、その習慣を意識すれば、たちまち良くなる時期でもあります。無理やりにやらせるのは全くお勧めしません。ただ、やらせようと思って素直にできるのはもう少しの時期だけでもあるきがします。「つ」の付くうちは「神の子」と昔から言いますが、その最後の年齢が小学3年・4年ですので、基本的な生活リズム・衣食住が満たされていれば学習習慣はつけやすい時期です。

教学舎では特に小学3年生で習う「小数や分数の概念」を身につけられるかどうかがその後の数学的思考に大きな影響を与えますので気を付けてみています。これまでは数えやすい数(お金やモノ)で計算をしてきていますが、はじめて指を折って数えられない割合的な要素を含む小数や分数を習います。量的な感覚が遊びの中でしっかりと得られた子は習得しやすいようですが、早期教育で単純計算だけで計算が得意という子は計算ができるが量的感覚が得られていなければ、小5小6の算数や中学以降の数学がなんとなくできなくなりやすいという、気づきにくい「落とし穴」があります。

これまでも文章問題が苦手という小学5・6年生の生徒には多く出会ってきましたが、小数や分数の量的感覚を意識した指導を行うとともに小学校の3・4年の内容を含んだ問題を作成し取り組むことで練習しました。

言う事がしっかりしてくる子供たちが多くなる中で、習慣はそれぞれであり、身につけている力も様々な中、小学校の先生が20人以上の生徒を同時に指導する中でこのような力を身につけることは難しいことがあります。小学校2年生以上のお子さまがおられるご家庭ではお手伝いの中で、「半分入れて」とか「3分の1くらいに切って」や「家族分に分けて」などの中で経験させてみてください。

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