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英検を受けるメリット

  1. 2024年05月12日
  2. 2024年05月13日
  3. kyougakusya

共通試験での英検利用は見送られたものの、様々な面で英検を持っておくと有利に働きます。

今回は塾で指導をしていて感じる英検を受けるメリットについて書いていこうと思いますので、英検を受けようか迷っている人はぜひご覧いただき、英検の受験に対して前向きになっていただけると嬉しいです。

指導をしていて感じるメリットは大きく分けると以下の3点があげられます。
①持っている級に応じて加点など、受験の時に有利に働く
②英検に向けて学習することで本番の試験が解きやすくなる
③英語力の成長が実感しやすい

①についてはご存じの方も多いと思います。京都府の高校受験では前期試験の内申点の項目に活動実績報告書という欄があり、そこでは英検3級以上を取得していると加点されます。
また私立高校では、共栄高校は2級以上でバタビアコースが、準2級以上で進学コースの推薦入試が受験できるようになります。また、成美高校は3級以上で国際コースの推薦入試が受けられ、準2級以上であれば授業料免除(2級で全額、準2級で半額)が受けられます。
そして、大学受験でも近畿大学の推薦入試(全学部)や龍谷大学 一般選抜入試(全学部)などで、英検(他の外部試験でも可)の結果を受験の代わりに使用可能です。準1級で100点、2級はスコアしだいで85点か70点。つまり、受験の前に英検をとっておけば、当日英語の試験を受ける必要がなくなり、ほかの教科に集中できます
それ以外の多くの大学で英検を持っていると優遇されますので、下記の英検の公式サイトから確認されてみはいかがでしょうか。『英検 利用 大学』と検索することで予備校などがまとめたサイトも見れますので、ぜひ確認してみてください。
https://search.eiken.or.jp/qualification/

②に関しては去年度の受験指導をしているときに強く感じました。準2級を中学3年生の10月で取得した生徒は、もともとは英語が苦手で塾に来るようになったのですが、受験の時に一番英語が解きやすかったと話していました。また同じく準2級を10月で取った生徒は、京都府の公立校の前期試験の英語で満点をとっており、こちらも英検よりも簡単に感じたからだと話していました。もちろんこの2人は準2級を受かるために、高校レベルの単語を半年以上にわたり取り組み(英検3級が中学卒業レベル、準2級になると高校レベルの学習が必要となります)、また直前に過去問を繰り返し解くといった地道な練習に取り組んだからだからこそですが、希望の進路に進むことができ英語への苦手意識がなくなりむしろ得意に感じられるようになったのは、英検で難しい級に取り組んだからだからこそだと思います。
また、高校生で準1級(一般的に2級が高校卒業レベル、準1級は大学中級程度と言われています)に挑戦した生徒は、残念ながらぎりぎりで合格には至らなかったものの、大学受験の英語ではかなりの高得点を挙げていました。同志社、立命館、慶応、早稲田と言った難易度の高い大学の過去問でも高得点をとっており、無事に志望校に合格しました。準1級の受験に向けて受験までに単語帳を3冊以上を練習し、それ以外にも様々な参考書に取り組んだ結果ではありますが、大学受験よりも難しい問題に取り組んだことで大学受験をスムーズに取り組めたのだと思います。

③については英検は級が同じだといつ受けてもある程度問題のレベルが同じだということが理由にあげられます。学校の定期テストはテストごとに問われる内容が違い、平均点もまちまちです。なので自分の成長が実感しにくいのではないでしょうか。勉強した割には点数が上がらなかったと嘆いている生徒の受けたテストの平均点が前より大幅に下がっていることはよくあります。しかし、英検は基本的に級ごとの難易度が安定しているので、1度落ちたとしても改めて準備をして受けると前回よりも点数が上がっていることが多く成長が実感しやすいように感じます。

英検を受験していくことで英語が得意になり、そして英語を学ぶこと自体に興味を持ち英語を活用できる進路に進みたいと考えるようになった生徒がいます。自分の興味を広げていくことにもつながるので、ぜひ英検にチャレンジしていっていただければと思います。
とはいえ、英検を学校で受けると定期テストの時期と被りやすく嫌煙される方も多いと思います。しかし、SCBTというものがあり、そちらを利用すればある程度日程の自由が利く上に1次と2次を同時に受験できますので、日程で躊躇しておられる方はぜひこちらを調べてみてください。
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/

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